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地中海絶景周遊8日間の母子旅~番外編①トイレの話

この旅行記の最初に書いた通り、母にとってこの旅の最大懸案事項は

歩くことよりも実は『トイレ』であった。


2時間に一度はトイレに行きたい!

というのがとっても大切な希望だったのである。

だから、どこに行ってもまずはトイレ。

どんなに時間が迫っていても、集合の前には必ずトイレ。


実はほとんど行動を共にしたRちゃんも似たような事情で、

その意味でも我々はまさしくトイレ命!であった。


ところが。

世界中で私たちくらいトイレ事情に恵まれている国民はいないのだった。

日本にいたら、トイレの心配なんてほとんどすることはない。

どこの飲食店だってきれいなトイレがついてるし、

観光地にはどこにだってタダで清潔なトイレがあちこちにある。

いよいよとなれば

そこらにあるコンビニに駆け込めばよい。


しかしながら、海外に行けばそうはいかない。

ただでさえちょっと使えるトイレは少ないのに、頻繁に行きたがる母たち。

お陰様で?私は今回はちょっと多くのトイレを経験することができたかもしれない。


トイレを使うのにお金がかかるのなんてごく普通。

どうしても行きたいのに近くに公衆トイレがなく、

仕方がないのでカフェの店員さんに

お茶を飲む時間はないから、その代わりチップを払うからトイレを貸してくれ、と頼んで貸してもらったこともあった。(とっても不服そうだった)


それよりびっくりしたのは

「便座がないトイレ」

である。

(私はこれを”スクワットトイレ”と名付けた!)

これがまた、あちこちにある。

というか、無料のトイレはこれが主流である。


そう、洋式便器なのに、座るための便座がないのである。

なので、もちろん座れない。

(座る気になれば座れるが、そこにお尻をつける勇気はない)


スクワットの態勢で、中腰で用を足すあの辛さ…

外国の人は足腰強いのね~~(いや、そうではあるまい)


便座があるトイレも、日本と違ってそのまま座るにはやはり勇気がいる。

衛生面には無頓着なほうの私でさえ、この旅ではバッグに消毒アルコール入りの流せるウエットティッシュを必ず入れていた。


さらにこんなこともあった。


とある観光地の駐車場の有料トイレ。


そこではまずガラス越しの窓口でお金を払ってからトイレを使う。

私もそうして入ったら、二つある個室の内のひとつで

便器の中にトイレットペーパーが一巻ドボンと入っているではないか。

あらら、と思って、つたない英語と身振りでそれを窓口のおばちゃんに伝えた。

隣で用を足し終えて出てみたら、隣のトイレは先ほどのままだ。

もう一度、同じようにおばちゃんに伝えたら…


彼女は怒りながら出てきて、私を指さしながら大声で文句をいいつつ個室に入っていった。

私としては、クレームの気持ちなんかまったくなく、

おばちゃん気づいていないんだろうな、教えたほうがいいよな、くらいの気持ちだったのだが。

彼女にしては、クレームに聞こえたんだろうか。

それとも、便器から濡れたトイレットペーパーを出すのは

自分の仕事じゃない!と言いたかったんだろうか。


なんにせよ、日本式思考では推し量れない。


海外に行って、

ああ、ここは日本ではないのだなぁ・・・

と思う瞬間は、トイレに入った時だ。


そして、逆に日本の空港でトイレに入ると、

ああ、日本に帰ってきたぁ~

と心底ほっとする。


たかがトイレ、されどトイレなのである。


ちなみに、これは最終日に泊まったホテル(二つ星)の

例外的にきれいなトイレである。


二つ星のホテルでようやくこうなんだから、本当に日本のトイレは特別なんだなぁとあらためて思う。


(ホテルの客室内のトイレはどこもちゃんときれい。念のため。)


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地中海絶景周遊8日間の母子旅~番外編②スリの話

旅行記⑥が思わせぶりで終わったけれど。


そう、翌日に当の私がスリに出会ったのである。


場所はミラノの宿泊先周辺の道路上。

Rちゃんと話しながら信号待ちをしていた時だった。

いつもは斜め掛けしているバッグが、どうやら歩いているうちに後ろに回っていたことに、この時私は気づいていなかった。


話しながら信号が青になるのを待っていたら、

かすかに腰のあたりになんか当たったような、触ったような感触が伝わってきた。


おや?と思って何気なく振り返ろうとしたら、

びっくりするような間近に、若い女の子の顔があったのである。

一瞬でピンときて、バッグを確かめるとやっぱりファスナーが開いていた!!


ああ~スリだな、と思うのと

日本語で「泥棒!」と口から出るのがほとんど同時だった。

十代に見える一見かわいい女の子は、ペラペラのワンピース姿でおなかがパンパンの妊婦さん風だった。

(あとでRちゃんが言うところによると、妊婦さんを装うスリが多いとのこと)

私が気づいたとみるや、ささっと離れて両手を合わせ、

ごめんなさい、というような身振りをする。


しかし、そんなことで許せるわけはないのである。

なにせこの日は帰国日。

いつもはスーツケースに忍ばせている日本円が入った財布も、

もちろんユーロやカードが入った財布も、パスポートもスマホも

貴重品が一切合切入っているのである。


信号が変わって、早歩きで立ち去ろうとする女を私も追いかけながら

バッグの中身を確認する。

盗まれていないならよし、もし盗られていたものがあったら

今取り戻さないと永久に返ってこない。


必死にバッグの中をまさぐる。

スマホよし。

財布よし。

パスポートが入っているファスナーは開けられていない…

ようやくそこでほっとして女を追いかけるのをやめた。


女は不安そうに何度もこちらを振り向いていたけれど、

追ってこないと分かって足早にメトロの階段を下りて行った。


…危機一髪であった。

女の手際がもう少し良かったら、

私の感度がもうちょっと鈍かったら・・・

帰国間際にとんでもない厄介ごとが持ち上がるところだった。


注意しろ注意しろと言われても、まさか自分には降りかからないだろうなんて

甘い考えでいたけれど、そんなことはなかった。

一瞬の油断が命取り。

肝に銘じよう。


それにしても、あの女の子。(女の子になったり女になったり…)

ほんとうに若そうだった。

十代の、もしかしたら中高生くらいなのかもしれない。

あんなことでしか稼げないのか。

あんなことをすることでしか生きていけないのか。

なんだかそんなことを後から思い、ちょっと複雑な気持ちになったことも書いておこう。




地中海絶景周遊8日間の母子旅~その⑧


最終日はミラノからカタールはドーハを経由して翌日夕方成田着。

そこからもろもろの手続きをダッシュで終え、

スカイライナーに飛び乗って、上野から無事最終の新幹線に乗り、

駅弁を食べながら郡山へと向かい、

タクシーで我が家に着いたときはもうすでに深夜。

くったくただったことは今更言うに及ばず・・・


しかしながら、無謀にも私は翌日仕事を入れていたのだった。


で。

翌日、

はったと目覚めてみれば、忘れもしない9時7分である。


一瞬、何が起こっているのか分からなかった。

だって、私のお仕事開始は9時00分なんですもの。


いや~そこからのパニックたるや。

焦ると、電話番号も探せなくなるのね~初めて知った。

なんとか電話して、出てくれた同僚さまに

「ごめんなさーい!今起きました~~!!」

「すぐ行きます!なるはやで飛んでいきます!」

と伝え、その通りに数分で身支度して家を飛び出して・・・


ああ~~

仕事に遅刻なんて、記憶にある限り初めて。

平身低頭で時差ボケでボ~~っとする頭でなんとか仕事はこなしたものの

8日間の海外旅行の、しかも深夜に帰ってきた翌日に仕事を入れるなんて、なんて無謀だったんだろう。

いつまでも若い気分でいてはだめだ。。。つくづくと思い知らされた。


そうそう、時差ボケ。

これがまた案外に大変だった。

(むこうに行ったときはどうってことなかったのに)


夜が眠れないのに昼も眠れない、

なんだか一日中ぼんやりしてだるくて…そんな日が一週間くらい続いただろうか。

母に聞いたら、どうやら母もそうだったみたいだ。


あんなに快調だったトイレ事情も、

水が変わったらなんだかいつの間にかもとに戻ってしまった。


旅ってそんなものよね。

行くまでが一番楽しくてワクワクするのかもしれない。


そんなわけで、

書ききれなかったことや書き足りなかったことは

もうちょっと続く・・・




キルトとオリンピックでパートナーシップ


ここ最近首を長くして待っていた便りがやっと届いた。


来年の1月末に東京ドームで行われるキルトフェスティバル

毎年展示されるパートナーシップキルト、というものに

初めて参加してみたのだ。


何十枚ものキルトで、しかもそのピースときたら100枚くらい。

どうやって自分のピースを探すのかと思ったら、

作品を送るときに、返信用のはがきを入れると

こうして自分の作品が入っているキルトの番号を記入して送り返してくれるのだ。


みなさ~~ん、私のキルトは20番ですよ~。

隣近所でつながっている人、よろしくね~~

届くわけもないのに言ってみる。



そういえば、この秋、予定通り2020オリンピックのボランティアにも応募完了したのだった。


自分の顔写真が必要なので、家の白壁をバックにスマホで自撮りすることたくさん回。

どれもこれもぎょっとするほどくたびれ顔のおばさんで、

真実の私はこんな顔なのか。

そうよね~めったに鏡なんか見ないし。

化粧するときはメガネ外すからピンボケの自分しか目に入らないわけだし。


笑顔にでもすれば少しは見られるのかもしれないけれど

この写真はIDカードの顔写真になるらしく、証明写真式で笑顔はダメ。

ムッツリの正面顔は…はぁ~…見るに堪えられないお年頃になってしまったのよのぅ。


スマホの美肌機能を使ったことは

武士の情け、見逃してつかぁ~さい。




地中海絶景周遊8日間の母子旅~その⑦

【七日目】

  午前中  ミラノ市内散策

16:25  ミラノ(マルペンサ空港)発

23:30  ドーハ着


いやはや、昨夜の大変だったことよ…(T_T)


たまたまホテル到着時がサッカーワールドカップ日本戦の真っただ中で

しかも、あのベルギーに、もしや勝つのか?という場面で

サッカーなんかに興味がないはずの私でさえ、

部屋に入ってから即座にTVをつけ、日本の夫とLINEでやり取りしている間に…

母がやらかした。


「うわわわわわぁぁぁぁ~~~~!!!」

母の絶叫とともに目に入ってきたのは、床にあふれ流る水!!

バスタブを溢れさせる、という

漫画や小説でしか見たことのないようなことを

我々はやってしまったのである・・・・


その後はまさしく大騒ぎ。

慌てて蛇口を止めて、ありったけのタオルで拭いても時すでに遅し。

バスルームはおろか、室内の半分くらいまで(ベッドの下まで)水はあふれ出て。


もう自力じゃ無理、と悟ったのですぐに添乗員さんに報告。

しばらくして、大きなバキュームの機械を持ったボーイさんがやってきた。

ところが、このボーイさんの手際の悪いこと。


掃除機の隙間ノズルのような先端で水を吸い込むやつなのだが

ほんとうに見ていてイライラするほど下手なのだ。


う~~代わって私がやりたい…と思うものの、ボーイさんの仕事を奪ってはダメなのか?

曲がりなりにも客なのだから、手を出してはいけないのか?

でもこんなことをやっていたら、私たちが眠れるのはいつになるのよ~~


悶々と見つめるうちに、当のボーイさんは一人では無理と思ったのか部屋を出ていった。


その隙である。

ノズルを持って床の水を吸いまくる。

添乗員のOさんと母で、タオルを使って残りの水分をふき取る。


ボーイさんのいない数分で見違えるようにきれいになった。


・・・とはいえ、ただで済むわけはない。

翌日のOさんの交渉の結果、ホテルに対して支払うことになった損害賠償は250ユーロ。

それにボーイさんに払ったチップ…

いやはや。

海外旅行保険を生まれて初めて使ったのである。

掛け捨てで、実にもったいない、と今まで思っていてごめんなさい。

海外旅行保険、ほんと大事です!!


てんやわんやの夜を過ごして二日目。

いよいよ出発の日。

この午前中は、ほぼお土産買いで費やされた。


もう一歩も歩きたくない母はホテルに置いておいて、

私はホテルの近くの大きなスーパーやショップで買い物三昧。


その後、Rちゃんと合流して最後のティータイムである。

ホテルの近所にとても感じの良いお店があった。

食べ物が実においしそうだったのだが、食事をする時間はなかったので

カプチーノのみをいただく。

イタリアのコーヒーは、さすがにどこで飲んでも安くて美味しかった。


飲み物といえば、水である。

日本にいたら飲み水代なんてほとんど考えないで済むのだが、ことヨーロッパではそうはいかない。

水代が何しろ高くてバカにならない。

二人で食事時の水も含めて、一日10ユーロくらいは使っていた。

特に外食時の水が高くて、下手をすると私が頼むビールやワインよりも高い。

帰ってきてざっと計算してみたら、水代だけで1万円くらいかかっていて

びっくり仰天である。


ただし、思いもかけない恩恵もあった。

昔からずっと便Pに悩まされている私にとって、海外旅行中のそっち方面の問題が実は限りなく重要事項であり、そのための準備物も万端怠りなく…だったのだが。

この旅行中、その万端怠りなかったものを使用することは皆無だった。

不思議なくらい順調で、何が理由なんだろう…とRちゃんに訪ねてみたところ、

「ヨーロッパの硬水を飲んでるからじゃない?」とのこと。

なるほど、硬水の成分が超便P体質の私にはあっていたのかもしれないなぁ。

(普通に快便の人は、むしろ下痢になったりすることもあるらしい)


今回ばかりは、便Pによる体調不良は一度も感じることなく

爽快に過ごせたのは、あのたっかい水のおかげだったのだ。


それならば、一万円もしかたな・・・くはないな。

やっぱり高い!



プロフィール

テント

Author:テント
福島の片隅でにゃんこ♂、夫、大学生の息子との4人(にゃん)暮らし。
(もう一人の息子は東京で就職、一人暮らし。)
日々ゆらゆら揺れる心を持て余し、それでも少しずつ前を向いて歩いています。
青空を見上げながら、ゆっくり進んでいきたいものです。

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